| 80年代の初頭にアメリカで誕生、日本では90年代半ばに登場した、新しい流通チャンネル。利益のみを追求してきたこれまでの売り場の閉塞感、行き詰まりを打開した、それまでにない新しい「買い物の楽しみ方・スタイル」をお客様に開放した販売経路と言えます。 ファッション、スポーツ、雑貨などアイテムを問わず、あらゆるブランドショップでは、いまや新商品が次々とスピーディに店頭に並べられ、片時も消費者の目を飽きさせません。しかし同時にその裏では、過剰在庫、新商品開発のための試作品やサンプル品、既に店頭では季節遅れになった商品、製造過程で若干のキズがついてしまった商品なども次々に生まれています。 こうした「正規の店頭では扱わない商品」を「正規の価格よりも安く」(一般的には30〜50%OFF)販売するのが「アウトレットストア」であり、こうした商品を専門に扱うショップの集合体が「アウトレットモール」です。まさにお客様にとっては、多彩なブランドの魅力とリーズナブルなプライスの魅力を同時に楽しむことができるのが、「アウトレットモール」といえます。 |
ファクトリー(工場)が生産過剰品、廃番品、売れ残り品、季節はずれ品、サンプル品、難あり(キズ物)商品を、「メーカー直営」で販売する形態。主にアパレル、ファッション関連のブランドメーカーが多く、メーカー直営であるために、偽物である心配もありません。 |
小売店が仕入れ、販売した後の売れ残り商品や季節はずれ品を販売する形態。品揃えならではの独特のセンスやセレクションは、メーカー直営にない商品バラエティをお客様に提供します。ブランド品の仕入れルートが明解なショップなので、お客様も安心して購入できます。 |
![]() |
| 以前は「アウトレットストア」というと、"季節はずれ品・余りもの商品を扱う店舗""倉庫のような店"というイメージもありました。しかし最近では一般的にこうしたネガティブな印象よりも、むしろ "欲しかったブランド品が安く買える「満足感」" "行けば何か楽しいことがありそうな「期待感」" "一日ゆっくりショッピングできる「リゾート感覚」" という意識のほうが定着しつつあります。 これは「アウトレットモール」の多くが、これまでのショッピングセンターにはなかった、広々とした自然や環境に溶け込んだ開放的なオープンモールの構造であり、更に外国の町並みや独特のイメージや雰囲気を取り入れた非日常的な空間づくりをしているという特徴が大きく貢献しています。 |
| また、メーカー側からアウトレットストアに投入される商品も、今では「キズ物」「B級品」などの商品よりも、「キャリー品」(前年の在庫)「廃番品」(旧デザインの商品)の他、「今期物」が非常に大きなウエイトを占めてきています。 特に「今期物」はそのシーズンの立ち上がりにプロパー(正規)店舗で店頭に並んだばかりの商品が、2〜3ヶ月後にはアウトレットストアでオフプライスで手に入るというスピーディなサイクルで動くので、消費者にとっては大きな魅力になります。更に、特にリテールアウトレットストアでは、驚くほど低価格になった「一点もの」「インポート物」などの珍しい商品と出会うチャンスもあります。 いまやアウトレットモールはお客様にとって、「残り物を安く買いに行く」というよりも、「今シーズンのブランド品が、早くも安く手に入る」「掘り出しものが見つかる」など、さまざまなメリット性の高い買い物の楽しみを提供する場となっているのです。 |
1.キャリー品
昨シーズン、あるいはそれ以前の商品で、主にその時期の流行を取り入れて作られた持ち越し商品。 |
4.今期物
その年の流行を取り入れて製造されたシーズン商品。プロパー店舗(正規店舗)での店頭展開が終了してからアウトレット店舗に回ってくる。 |
|
2.廃番品
正規の店舗での販売が終了し、今後生産される予定のない商品のこと。主にはデザイン・素材が新しく変更されることによって生産が終了した商品。 |
5.B級品
製造過程でできた若干の色むらや傷など、ほとんどわからない程度でも、多少難のある商品のこと。“Bクラス”“セカンドクラス”とも言われます。 |
|
3.サンプル品
新商品開発過程での試作品。あるいは新商品の展示会やファッションショーなどで紹介された商品。 |
6.プロパー店舗/プロパー品
正規のショップ・商品のこと。一般的には年2回のバーゲンでそのシーズンの商品を消化するケースが多いが、店頭ではバーゲン期以外の値引きは殆どしない。 |
|